親知らずについて
2026.6.1
親知らずについて
親知らずは、多くの患者さんが「抜いた方が良いのか、抜かないで良いのか」と悩むことの多い歯です。「抜歯は怖い」というイメージをお持ちの方も少なくありません。
親知らずが引き起こす主なトラブル
親知らずは最も奥に生えてくる歯ですが、現代人の顎は小さいため、真っ直ぐきれいに生えてくるケースは稀です。斜めに生えたり、一部だけ顔を出したりすることが多く、以下のようなトラブルを引き起こすことがあります。
- 手前の歯との間に食べ物が挟まりやすい
- 虫歯になりやすい(親知らず本体や手前の歯)
- 歯茎が腫れる、痛みが生じる
- 歯ブラシが届きにくく、清掃が難しい
抜歯を検討すべきケース
すでにトラブルが起きている場合や、将来的にトラブルのリスクが高い場合は、抜歯を検討することが推奨されます。
- 歯茎の炎症を繰り返すとき
- 親知らずが一部だけ生えていたり、横向きに生えていると、食べかすが挟まりやすく、歯ブラシも届きにくいため、汚れが常にたまりやすい状態になります。これにより、智歯周囲炎(親知らず周囲の歯茎の炎症)を繰り返し起こす場合は、抜歯を検討します。
- 虫歯・歯周病を招くリスクが高いとき
- 正常に生えていない親知らずは清掃が困難なため、親知らず自体だけでなく、手前の歯も虫歯にしてしまったり、歯周病の原因となるリスクが高まります。
- 歯並びを乱すリスクが高いとき
- 親知らずが生えるスペースが足りないのに無理に生えてくるため、手前の歯を押し、歯並びを乱す可能性があります。
抜歯の必要がないケース
以下のような場合は、必ずしも抜歯する必要はありません。
- 親知らずが真っ直ぐきれいに生えており、他の歯と同じように正常に噛み合っている場合。
- 歯磨きでしっかりと汚れを管理でき、虫歯や歯茎の炎症リスクが低い場合。
- 完全に歯茎の中に埋まっており、他の歯や神経に悪影響を与えていない場合。
ただし、完全に埋まっている場合でも、浅い位置にあると歯茎が腫れたり、横向きに埋まっている場合は手前の歯を押して歯並びを悪化させる可能性もあるため、注意が必要です。
定期的なチェックの重要性
親知らずは長い時間をかけて少しずつ生えたり動いたりするため、現状で問題がなくても、将来的にトラブルを引き起こす可能性があります。体調不良で抵抗力が落ちた際に歯茎が腫れることもあります。そのため、抜歯の判断は時間とともに変わることがあります。
今は問題がなくても、いつトラブルが起きるかは予測できないため、心配な方は定期的に歯科医院でチェックを受けるようにしましょう。
定期健診や治療のご予約はお早めに!
お口の健康を守るため、定期的なメンテナンスや早期の治療がおすすめです。
気になる症状や、久しぶりの健診をご希望の方は、ぜひお早めにご予約ください。
