ムシ歯の母子感染
ムシ歯の母子感染
母から子へ、虫歯は感染する?
ムシ歯の原因菌であるムシ歯菌は、人間のお口の中には多かれ少なかれ必ず存在します。
しかし、生まれたての赤ちゃんのお口の中にはムシ歯菌は存在しません。
では、ムシ歯菌はいったいどこからやってくるのでしょうか?
実はムシ歯菌は赤ちゃんの周囲にいる人たちのお口の中からやってくるのです。
ムシ歯菌は母親などの主な保育者からうつることわかっています。
ムシ歯が感染しやすい時期
ムシ歯菌の感染には「感染の窓」と呼ばれる特に危ない時期があります。
乳歯は生後6ヶ月から生え始め、36ヶ月で乳歯が生え揃いますが、「感染の窓」と呼ばれるムシ歯の感染しやすい時期は、生後19か月から31か月までの約1年間です。
予防するために
ムシ歯菌は唾液を介して感染します。
口移しで食べ物を与えたり、スプーンを共用したり、可愛い我が子にチューをすることでも感染してしまうのです。
感染を防ぐためにできること
- 妊娠中から、家族そろって歯科医院で定期検診を受ける
- 子供の周囲の人に未治療のムシ歯がある場合は、きちんと治療する。
- 子供の周囲の人がお口を清潔に保つ
こうした努力によってムシ歯の母子感染を防ぐことが可能となります。